2019年11月30日

クリーニング屋さん

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街中のクリーニング屋さんが少なくなってきている。ずっとお願いしていたところも店を閉めてしまった。今はYシャツでも洗濯機で洗って干すだけで大丈夫というものが当たり前のようになっている。Yシャツだけでなく、スーツなんかもそうなってきている。クリーニング店は減ってもコインランドリーは増えてる。時代なんだろうか。
昨日、シミ落としのプロがテレビに出てました。そこのクリーニング店は、全国から依頼が来て元気に営業をしている。自分で考えたやり方でシミを綺麗にし、お客様に喜んでもらっているお店。そして今朝は、熱海の温泉地にあるクリーニング屋さんがテレビに出ていた。
車で行けないところは、クリーニングした荷物を担いで宿に届ける。70歳近い夫婦にはとてもキツイ仕事でもある。親から受け継いだクリーニング店、何度も閉めようかと思ったそうだ。しかし、申し訳ない気持ちの方が大きく夫婦で頑張って営業している。温泉地だから浴衣の洗濯が多い。その旅館に合わせた糊付けをすると言う。そして乾かすのも機械ではなく、干して自然の風で乾かす。簡単に機械でできることを敢えてやらない。店主が言う『大企業にはできないことができる』
先代から教わった浴衣の畳み方。綺麗に畳み、広げることなく襟元でサイズがわかるように畳んであるのです。全てが手作業、手間暇かけて行っているのです。丁寧な仕事をやっていると、お客様の方で気付いてくれるのだと言う。
家も工場で皆んなと話したことがある。どうやったら鱈を早く切れるか。いろんなことをやってみて気付いたことがある。やはり良い製品を作るには今まで通りに手作業で切っていくしかないと言う結果になった。そして皆んなが、時間かかっても手作業の方がいいと言ってくれる。自分は、皆んなの負担を軽くしようと思っていたのですが、時間のかかる手作業がいいと言ってくれるのです。間に合うかどうかは全く予測はつきませんが、気持ちよく仕事をしてくれる皆んなに感謝しかありません。  

Posted by chinmi038 at 15:56Comments(0)