2019年02月14日

誰もが病になる時代

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池江選手の告白から時間が過ぎてきていますが、ドナー登録の問合せが多くなっているとか。同じ病で苦しんでいる人もたくさんいるからドナーが増えることは良いことだと思う。かと言って、大きく取り上げたり話題にしたり運動を起こすようなことは辞めてほしいと思う。マスコミも含め、ただ静かに見守ってあげることが一番なのではないかと思う。
この件で、アルビの早川選手がコメントを出されましたね。ご本人も同じ病で苦しみ乗り越えて復帰された選手です。その早川選手のコメントが心に響きます。
『周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは一人の人間として元気になってくれることを僕は願っています』
一番辛いのは本人。そして家族も辛いのです。親は、自分が代わってあげたいと思っているはず。何故、自分の娘がって思っているはず。だから、そっとしてあげてほしい。
親の立場として自分の子供が病気になるほど切ないものはないのです。自分の精神状態を普通にすることさえやっと...よく、前向きに前向きにって言葉にするけど、前向きほど難しいものはありません。ただ奇跡を信じて祈ることで自分の気持ちを抑えるのがやっとなんです。後は自分のせいじゃないんだろうかと自分を責めることしかできません。そして、病と闘っている本人にかける言葉ほど難しいものはありません。
大きな病を背負った時に、自分の人生を決めてしまうと言われます。そう本人がならないように静かに見守ることが何より大事だと思う。誰もが、いつ病になるかも知れない時代でもあります。かと言って暗く落ち込むことなく、毎日笑顔で過ごせるようにしたいものです。当たり前に生活できることに感謝し、目の前の今を大切に過ごしましょう。