2019年11月10日

今日の柏崎

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おはようございます。
今日の柏崎は曇り曇りのち晴れの予報

昨日の小さな旅は福島県だった。茅葺き屋根の集落。小さな小さな集落だけど今も茅葺き屋根の家を守っている。もう80歳を過ぎたおばあちゃんが、畑をし野菜を作りそして茅を集める。取った茅を畑で作っている大根のところに茅を刺して行く。大根を狙ってくる鳥を追い払うためだ。いろんなことをやってみて茅を刺しておくのが一番いいと言うのだ。そして、痩せた畑にも茅を敷く。茅が良い土になってくれるのだと言っていた。
築100年の家に帰ると囲炉裏があり、昔は囲炉裏を囲んで家族が暖をとったのだと言う。床から太い柱や梁は真っ黒にすす焼けて艶だ出ている。そして屋根裏へと上がるとそこには大量の乾燥した茅が置いてある。屋根を葺き替える時のために取ってあるのです。30年経った茅葺屋根の葺き替えをやっていたのですが、村人が集まり2〜3ヶ月かけて葺き替えるのだと皆んなで協力して作業をする。
冬になれば豪雪となるため、若者は皆んな都会へと出て行ったのだと。おばあちゃんに聞く『生活は不便ではないですか?』『全然、不便なんかじゃない。息子に出て来ないかと言われるけど、ここで暮らしていたい』そう答えていた。
人間だけではないですよね。暮らしやすいところで暮らすことが一番なのです。
集落には山から流れてくる小さくて綺麗な小川がある。その水を貯める場所があり、集落の人たちはその水を利用し野菜を洗ったりする。そして、その水場を皆んなで綺麗に掃除をし大切にしている。都会は何でもあって便利かも知れないが、何かあった時に生きていけるのは集落で暮らしている人たちだと思う。商売でも同じことが言えるのではないかと思っている。違うのかな...

今日も笑顔で元気よく過ごしましょう